地域の絆を育む行事の取り組み (千坂公民館)
去る10月3日に開催された石川県公民館大会で、地域のコミュニティは先ず「集う」ことから始まるという金大浅野秀重教授の言葉がありました。
千坂校下の各町会では、グラウンドゴルフ大会、盆踊り大会、春季秋季のお祭り、バーベキュー大会などを開催して住民が多数参加して相互の親睦を図っています。
公民館行事においても、各種スポーツ大会、盆踊り大会、社会体育大会、文化祭、親睦バス旅行等を開催し、大勢の人が参加して地域の親睦増進に努めています。
千坂公民館の利用も各種教室が活発な活動を行っており、年間延べ利用者は48,000人に上り、市内の公民館でも屈指の利用者数を誇っています。
人が集まり楽しみを共有することで相互の心と心がふれあい絆が深まります。
社会体育大会では町会の名誉をかけて選手が懸命になり、そして応援に熱が入ります。これにより郷土愛が育まれます。選手を選ぶ苦労も子ども会や青年部、婦人部、老人会等が町会と一体となって共有することで絆が育まれます。
これらの行事は年間恒例行事として定着していますが、今ひとつそういった行事に無関心な若い世代が増えています。
6年前、そうした無関心層にも参加してもらう行事として、荒屋団地町会では世代間交流事業として餅つき大会を開催することにしました。
日本古来の餅つき文化が「餅っこ」普及により完璧に廃れてしまいました。これを若い世代に継承するためにも、臼と杵、釜戸とセイロをセットした餅つき大会を開催し、「見せる」「やってみる」「食べる」体験を導入することにしました。
初回は用具を揃えるのに苦労しましたが、臼と杵を寄付してもらい、町会でも必要な備品を整備して今年で5回目を去る11月3日に開催しました。
毎年参加者数は幼児から高齢者まで合わせて150人前後に上り、年間恒例行事として定着しました。
その模様をご紹介します。
セイロの代用品「蒸し器」、釜戸は破損のためガスに変更 |
餅つきの方法を説明 詳報は「千坂公民館長の特設ブログ」をご覧ください。
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千坂校下町会連合会