千坂校下町会連合会研修会(研修資料から抜粋) 平成25年6月19日
講師 金沢市町会連合会コミュニティアドバイザー吉田正俊
1) 町会の定義
▧ 一定地域に住む住民や企業によって組織された共通の利益のための任意団体をいう。
▧ 従って、法的にはなにも規定されていない任意団体でありますが、1994年の佐賀県鳥栖市で、神社への奉賛金裁判がありました。このとき、裁判所は「町会は私的団体であるが高度の公共的性格を持つ団体に準ずる」と明確にした。(加入単位は世帯加入)
▧ 町会は、共通の利益を求め、公共的性格から収支決算・活動報告を明確にして情報公開が原則です。
▧ 名称は、金沢市は○○町会、全国では、町内会・自治会・区会などがあります。
2) 地縁団体とは
▧ これまで、町会が保有する財産は、町会名義では不動産登記ができなかったために、会長の個人名義や役員の共有名義で登記が行われ、その後の名義変更や相続などの際に問題を生じてきました。
そのために、平成3年4月に地方自治法の一部が改正され、町会(自治会)のように「その区域に住所を有する者の地縁に基づいて形成された団体」で「その区域内に住所を有する人は誰でも構成員となれる団体」については一定の手続きを行い、市長から法人格の認可を受けることで、その財産を町会名義で不動産登記をすることができるようになった。
▧ このように一定の手続きにより法人格を取得した団体を「認可地縁団体」といいます。 市民協働推進課が担当です。
3) 金沢市の町会
▧ 町会数=1,361町会 世帯数=137,881世帯(平成23年国勢調査 世帯数 191,256世帯 加入率72,1%)
▧ 校下(地区)町会連合会は、概ね小学校の通学区域で編成されています。名称は千坂校下町会連合会 長町地区町会連合会 小立野町会連合会など3通りあります。
▧ 金沢市では、62の町会連合会で、金沢市町会連合会を結成しています。
文責: 千坂校下町会連合会 会長 西田 稔
千坂校下町会連合会